「何となくの気持ち」を疑ってみる / Let’s doubt “it sounds like”
AYANO HAKURA
(English follows) スイスの研究所Higgsの発表によると 同国の大手スーパーでは、プラスチックのレジ袋を有料にすることにより、年間41800万枚から6600万枚まで減少させることに成功したそうです。 日本のスーパーでもこの動きは広がっていますね。確かにこれだけみると、この運動はとても成功しているように見えます。プラスチックそのものがとても悪いように見えて、紙や布でできたエコバッグが良いのだと言う世論がよく知られています。 でもこのレジ袋(リサイクルされたもの)一枚の環境への負担を1とすると・・・ *無漂白の紙製の買い物袋では43倍 *布製のエコバッグでは7100倍 になるそうです。 つまり7100回以上同じエコバッグを使わないと現存のレジ袋より「エコ」とは言えなくなります。週に二回の買い物だとして年に100回強、相当長生きしなければいけません。と言うのも、コットンそのものは決して環境への負担が少ない素材ではないし、オーガニックコットンに至っては、膨大な敷地と清潔な水を必要とする為で、同じ計算でいくとオーガニックコットンの袋は1万回使わないといけなくなります。 日本の多くの自治体ではゴミ袋としてもレジ袋を受け入れているので、プラスチックのレジ袋は上手く行けば何度も利用できて、意外や意外な「エコ」な素材なのです。 私も実はマイバック持参派でまさに布製のバッグユーザーでした。うーん・・・そう考えていくと混乱するなあ。もう何をどうしたらいいのか、と思っていた矢先! 先週行ったフランスでこのエコバッグを見つけました。控えめに裏面にしか印刷されていないけれど、何と三ヶ月で堆肥の中で生物分解され土に還るそう。 そしてなおかつフェアトレード。 ヨーロッパの環境保全推進の技術はどんどん進化しています。過剰包装の日本も変われるでしょうか? 最後に:プラスチックの海洋汚染は非常に深刻だと言うのは揺るぎない真実。プラスチックのレジ袋を使うことはしても、海や自然に投棄することは絶対に避けなければいけませんね。 According to the Higgs, a research institute in Switzerland, Some of the major...
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